[ランウェイ]Dolce&Gabbana Alta Moda, Valley of the Temples, July 2019を検証してみる

イタリアのコンコルディア神殿で行われたドルチェ&ガッバーナのランウェイ。Alta Modaとはオートクチュールのこと。音楽は巨匠エンニオモリコーネの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」のサントラです。今回も独自の軸を使って検証してみたいと思います。

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まずは動画を見てみよう。

神殿をランウェイとして使ってしまう発想が凄いですね、、、動画は48分と長尺です。

ファッションの検証

  • 時代は呪術的な時代の要素をベースに、レースなどの宗教的要素、シルエットは科学的な時代の要素が混ざっています。
  • 性質は女性的
  • 世界観は幻想的です。
  • 地域性は西洋

どこかエジプトを漂わせるファッションです。呪術的な時代は、原始的な時代に次いで長いです。どちらかというと宗教的な時代により近い時代背景ともいえそうです。

音楽の検証

  • 時代は宗教的要素ですね。モリコーネと知っていると現代的なカテゴライズになってしまいますが、感性の部分では宗教的要素に位置すると思います。
  • 性質は女性的に寄っています。
  • 世界観は幻想的
  • 地域性は西洋です。

全体的にチェンバロとストリングスがベースになっています。これらの楽器は、宗教的要素の時代に普及した編成です。その楽器を現代風に使っていますが、漂ってくる雰囲気は宗教的要素の時代観ですね。

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まとめ

  • 性質、世界観、地域性はファッション・音楽ともに一緒。
  • 時代背景が異なっている

ファッションも舞台も非日常の極みともいえるランウェイですね。いつもと変わらない日常的な事でも、非日常体験を通して、いつもとは違ったものの見方ができるようになります。ファッションと音楽が合わさりエンターテイメントに昇華すると、見ている人はそれだけで非日常体験ができるのかもしれません。とても興味深いランウェイでした。

1つのアイデアですが、原始的な時代の要素(太鼓・笛)や、東洋の要素を混ぜるとどんな風になるのか興味がありますね。そんなアプローチを途中に盛り込むことで、長尺でも飽きさせない作りができるかもしれません。

何かの機会にリミックスも試してみようと思いました。

それではまた!

À bientôt.

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