「安いから買う」と「欲しいから買う」の大きな違い

先日reFX Nexus3をインストールした際に見慣れないプラグインがインストールされていることに気づきました。実は、昨年のセールの時に買ったプラグインの中で存在を忘れていたものがいくつかありました。この時に「安いから買う」と「欲しいから買う」の大きな違いに気づいたのです。今回はその大きな違いについて書いてみたいと思います。

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毎年恒例の2大セール

毎年年末近くにになると「ブラックフライデー」「サイバーマンデー」という2大セールがあります。物によっては1/10の値段になったり、エクスパンションが無料で付いてきたりと、お財布に優しいだけでなくお得感満載のセールです。

ブラックフライデー

ブラックフライデー(Black Friday)とは、11月の第4木曜日の翌日にあたる日のことである。小売店などで大規模な安売りが実施される。
アメリカ合衆国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日は正式の休暇日ではないが休暇になることが多く、ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっている。買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、特にアメリカの小売業界では1年で最も売り上げを見込める日とされている。また、年末商戦の幕開けを告げるイベントでもある。
日本語では黒字の金曜日とも訳される。

出典:Wikipedia/ブラックフライデー

サイバーマンデー

アメリカ合衆国では、伝統的に感謝祭翌日の金曜日(ブラックフライデー)から年末セールが始まり、感謝祭の休暇中、実店舗は買い物客で混雑する。一方、オンラインの店舗では、感謝祭の休暇明けの月曜日に売上が急増することから、この日はサイバーマンデーと呼ばれている。この呼び方は、2005年のホリデーシーズンに「Shop.org」によって使われ始めたものであるとされる。

出典:Wikipedia/サイバーマンデー

セールで買ったもの一覧

金額にして35,000円くらいでしたが、正規で買うと8万近くかかります。かなりお得感ありますね。

損得で考えれば得をしているのですが、実は問題はそこではありません。

同じ買うでも自分の意識が全く違う

  • 安いから買う=状況に流されている・受動的・買うことが目的
  • 欲しいから買う=主体的に選択・能動的・使うことが目的

目的意識が違うこともありますが、それよりも意志の部分がとても重要だと思います。自分の意志で選択したのか否か、というところがポイントで「流された」か「選択した」ではだいぶ違うと思います。

今回のセールの件は、言い換えると「クオリティの低い選択をした」とも言えます。作品作りは選択の連続です。日頃クオリティの低い選択をしているのであれば、ここぞというときにもクオリティの低い選択をするはずです。

案の定、クオリティの低い選択で購入したものは存在すら忘れるくらい意識に入ってきていません。結果、お金の無駄遣いにもなっています。だったら厳選して高いものを買ったほうが有効的だったかもしれないのです。

曲作りや仕事においても同じ

曲作りにおいても、これを作りたいという自分の意志で作っているのか、リクエストされたから作るかでは仕上がりが全然違ってきます。たとえリクエストがあったとしても、相手に合わせただけでは状況に流されているのと変わりありません。そこに主体性や意志があって始めてクオリティが上がります。

それと、自分の記憶にも残らないということは、聴いた人の記憶にも残らない作品になります。そのくらい受け身であることは危険なことなのです。

全て自分の実体験です。小さい頃から周りに流され、あいまいな選択を沢山してきたからこそ「これではいけない」と感じます。とはいえ深く染み付いているクセなので急には変わりません。でも、気づくことができれば変われる可能性も増えます。

とはいえ役に立つ製品もある

上のリストの中でもBigKickはいい買い物をしたと思っています。ダンスミュージックのKickに特化した音源で、今まではLow成分のサンプルとアタック成分のサンプルを自分で組み合わせて作っていましたが、BigKickは最初からそれらが組み合わさってプリセットされています。クリックするだけで次から次へと違う音色を試すことが出来るので、時間短縮にもなり、クリエイティビティも上がりました。これはオススメ音源です。

SchlagomatSynth DrumsはXLN Audio XOのライブラリで管理しているのでこれも役に立っています。かなりの量のドラムサンプルが増えたのでいい買い物でした。

reMIDIもこれから多用するプラグインのひとつです。ロイヤリティフリーのクラッシックやジャズなどのMIDIデータを切り刻んで並べ替えることが出来るプラグインです。メーカーは「MIDIサンプラー」と呼んでいます。すでにあるクオリティの高いデータから新しいものを生み出す温故知新的アプローチができるプラグインだと思います。

Serato Sampleもボーカルチョップに役立ちます。タイムストレッチのクオリティが高く、さすがSeratoといったところです。

無駄遣いをしたからこそ気付けたので結果良しとしましょう。というわけで、主体的選択を心がけつつ、欲しいものはセールに関係なく買おう!ということでした。欲しい物がセールになっているのなら迷うことはありません!買うのみです。

それでは!

À bientôt.

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