自分の楽曲を手軽に聞いてもらう方法、SoundCloudについて考えてみる

手軽に自分の曲を配信できるサービスとして有名な「SoundCloud」
2007年にベルリンで設立され、元々はミュージシャン同士が音声ファイルを共有する事を目的として作られたサービスだったそうです。今では楽曲を配布・公開できるサービスとして世界中のアーティスト・ユーザーから使われています。
今回はSoundCloudをどう使っていったら良いのかをいくつかの視点から考えてみたいと思います。

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クリエイターから見たSoundCloudとは

SoundCloud(以下SC)がどういうものなのかを簡単に表現するならば「音楽版Youtube」だと思います。SCのサイト上に音楽を置いておき、アクセスすればいつでも曲が聴ける仕組み。

そして、アップしたそれらの曲にはURLが与えられるので、それをシェアする事がとても簡単にできます。ブログに貼るとこのように専用のプレーヤーが表示されます。

見たことがある方もいるのではないかと思います。これならリリースしなくても聴いてもらうことができます。しかも、アップロードが終われば直ぐに公開されるのでレスポンスも良い。

未完成の曲をアップしてコメントしてもらうこともできます。リスナーやファンの声をダイレクトに反映させることもできるし、直したものを差し替えてアップロードすることもできる。(差し替え機能は有料アカウントのみ)

フォロー・フォロワーの関係にもなれるし、曲の途中にもコメントを入れられる。「このベースライン良いね!」みたいな感じでピンポイントでコメントできる仕組みになっていて、よくぞ考えたものだなあと思います。

クリエイター用のサイトやスマホアプリも用意されていて、アクセス数やアクセスに使ったデバイスなどもチェックできてとても便利です。

リスナーから見たSoundCloudとは

ヨーロッパやアメリカではとてもメジャーなSC。実際に僕のSCもアメリカからのアクセスが圧倒的。次いで日本、カナダ、イギリス、マレーシア、オーストラリアといった具合。アメリカからのアクセス数に対して日本は約1/5、カナダ、イギリス、マレーシアは約1/10でオーストラリアは約1/20です。

スマホ用のアプリもあり、iPhoneではMusicアプリと同じく画面がオフになっていても再生されるので使い勝手も申し分ありません。

ただ、日本のユーザーにとって少し難点なのがユーザーインターフェイスが日本語でないこと。これについては後述します。

僕の周りのリスナーは

先のアクセス結果を見たときに「日本人ってこんなにSC使ってるの?」と疑問に思いました。なぜなら僕の周りに限っての話で言えばSCを知らない人が大半だったからです。あくまでも印象ベースですが、僕の周りだけでなく日本人で使っている人は少ないように感じています。

多くの使われ方としては、音楽系の方のブログや楽器メーカーの製品ページで「視聴用」として使われることが多く、音楽プレーヤーとして使っている人は少ないのではないかと思います。

なぜ使っている人が少ないのかといえば、単純に「ユーザーインターフェースが日本語でない」ことにも関係していると思います。iPhoneのMusicアプリはスマホの言語に連動するので日本語で使えますし、Spotifyも日本語で使えます。一方SCアプリは日本語の設定がありません。やはり母国語が一番使いやすいですよね。

自分にはどんな使い方が合っているのか

前の記事で書いた「ブログは制作過程を表現するためのツール」として使うにはピッタリで、スケッチ状態の楽曲をSCにアップロード、ブログとリンクさせて制作過程を見せるのために使う。
リリース後はSpotify、Apple Musicをメインに。SCにもアップして配信サービスへの誘導として使う、という組み合わせが合っていそうだと思っています。

ブログをはじめたきっかけ、それは大巨匠のドキュメンタリー映画から

この使い方なら音楽プレーヤーとしてのウィークポイントも回避できます。

コラボレーションツールとしてのSoundCloud

リスナーからのフィードバックを直接反映させることが容易なので、リスナー参加型の音楽制作もSCを使えば簡単に行うことができます。これはファンにとってもアーティストにとっても刺激的な体験になるのではないかと思います。

そのためにはまずは曲数を増やし、ファンを増やすことから始めていこうと思っています。

それでは! À bientôt.(アビアント)

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