Universal Audio LUNAの使用感 〜ナレーションエディットの場合

まだ本格的に曲づくりでは使用していないのですが、この前打ち合わせ時の音声をエディットする機会がありましたので使用感をお伝えしようと思います。

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ショートカットはほとんどProtoolsを踏襲

UAも意識して作っているので使用感・ショートカットはほぼProtoolsと一緒です。大きな違いがあるとすれモードの違いです。Protoolsには

  • シャッフルモード(ショートカット:F1)
  • スリップモード(F2)
  • スポットモード(F3)
  • グリッドモード(F4)

という4つのモードがありますがLUNAにはありません。グリッドのON/OFFがあるのでシャッフル・スポットモードが無いということになります。その違いが大きな差とも言いますが、エディットはそれほど困ることはありません。

シャッフルモードの代わりとなるショートカットが存在します。例えば「いらない部分をカットして詰める」という、いわゆるカットタイムと同等の事がショートカットでできるようになっています。

カットしたい部分を選択します。

Shift+Xでカットされ後ろにあるリージョンが前に移動します。

インサートしたい場合は「Shift+I」、複製した分を後ろにずらすのは「Shift+D」でシャッフルモードと同じ結果が得られます。

ちなみにリージョンの切り離しは「Command+E」で切り離され、切り離したリージョンを繋げるHeal Regionは「Command+H」です。選択部分の拡大はE、拡大・縮小はT・Rと全く同じです。

クロスフェードももちろん可能で、選択して「Command+F」です。

他にもリラティブグリッドにも対応していて「Shift+Command+\」でProtoolsでいうところのF4キーをもう一度押した状態と同じモードもあります。

トランスポートバーの下にエディットボタンを表示させることもできるので、普段ショートカットを使わない人でも編集がしやすくなっています。

リージョンのボリュームとピッチも変えることが出来ます。

TABキーで次のトランジェントに移動しますし、トラックを上下に移動するときはPと; なのも一緒ですね。

シャッフルモードはやはりProtoolsならでは

このようにシャッフルモードの代用はできるようになっていますが、出来ないこともいくつかあります。

前にあるリージョンの終わりに、後ろにあるリージョンの頭を揃えたいときは、Protoolsだとシャッフルモードで後ろのリージョンを前にドラッグすればピッタリ張り付きますが、どうやらその機能はありません。

やるとしたら前にあるリージョンの終端部分にエディットラインを移動、移動させたい後ろのリージョンをControl+クリックすることで代用できます。Control+クリックが使えるのは便利ですね。かなりProtoolsを研究している証拠です。

ナレーションのエディットはやはりProtoolsのシャッフルモードが便利。よくぞ考えついたものだと改めて感心しました。

とはいえLUNAでもナレーションエディットは十分こなせることもわかりました。更に使い込んでまた使用感を書いてみたいと思います。

それでは!

À bientôt.

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