VocoderのMIDIデータの作り方について〜ひと手間加えるだけでクオリティが上がる!

昨日に引き継きVocoderです。VocorderのMIDIの打ち込みのクオリティを上げる方法を書いてみたいと思います。ひと手間加えるだけで聴こえ方が全然違います!

今回使うVocoderはVocal Synth2。打ち込み方に関しては他のVocoderでも同じです。

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まずは動画を見てみよう

打ち込み方の違いによる聴こえ方を確認してください。

打ち込まれているデータを見てみよう

まずはストレートに打ち込んだデータ。

次にひと手間加えたデータです。装飾音を細かく入れています。

装飾音の入れ方のポイント

適当に装飾音を入れているわけではありません。元のデータを聴きながら、母音と子音に分けられる部分を探します。

下の画像で◯で囲まれている部分は、「You」という発音の部分です。短いノートが「Y」長いノートが「ou」の部分です。

このように母音と子音に分けて打ち込むと、実際に人の発音に近くなります。

木管楽器のMIDIデータの作り方からヒントを得た

僕は今まで数え切れないほどのMIDIデータを作ってきました。その中で習得した木管楽器の打ち込み方からヒントを得ています。木管楽器もストレートに打ち込んだんだけでは「安っぽい音」に聴こえます。この装飾を入れるだけで人間的になり、表現力が増します。それはもう雲泥の差です。

ボコーダーも全く同じで、ストレートに打ち込んだのではとても安っぽく聴こえてしまいます。クオリティを上げるためにはこういった細かい作り込みが必要になってきます。地味な作業ですが仕上がりが全然変わってきます。

こうした少しの積み重ねが最終的なクオリティに繋がってきます。「打ち込みだから良いじゃん」ではなく「打ち込みだから丁寧に」という気持ちが大事です。

料理の世界と全く同じですね。とにかくひと手間が大事です。丁寧に灰汁を取ったものとそうでないものでは味や口当たりが全然変わってきます。

しかしボコーダーは楽しい!Ovoxもだいぶ理解できました。次回はOvoxをもっと突き詰めて見ようと思います。

それでは!

À bientôt.

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