フリーランスであれば必ず入っている国民健康保険。前年度の収入から保険料が割り出されますが、決して安くありません。今回は国民健康保険について考えてみたいと思います。

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保険料高っ!

とにかく月々の保険料が高いんです。それほど医者に行かないので尚更そう感じるのかもしれませんが、そうでなくてもとにかく高い!

パリに住んでいる時は住民票を抜く必要があったため国保からも自動的に抜けていました。一時帰国時に歯の根管治療を受けていたのですが、治療費はすべて実費でした。記憶が定かではないのですが1回につき大体6,000円前後だったと思います。歯科治療代としてみたら高いですが月々の保険料に比べたら実費のほうが全然安かったのです。

もちろん、自分のためだけの保険料だとは思っていません。僕が払った保険料が誰かの医療費に充填されているであろうということも理解しています。

が、高い。高すぎる。ということで国保以外の保険を調べてみることにしました。

国保以外で入れそうな健康保険

東京芸能人国民健康保険

加入資格としては芸能の仕事に従事している人が対象で、僕の場合は以下に該当します。

映画及びテレビ、演劇、放送、イベント、コンサート、レコード及びテープの製作スタッフの方(プロデューサー、ディレクター、舞台監督、狂言作者、ステージマネージャー、演出家、企画、映画監督、構成作家、脚本作家、放送作家、作詞家、作曲家、編曲者、トレーナー、クリエイター、字幕作者、スクリプター、タイムキーパー、音響デザイナー、美術デザイナー、調律師、照明デザイナー、衣装デザイナー、マネージャー、付き人、制作事務、選曲家、楽譜制作、リサーチャー、コーディネーター、映画美術監督、番組制作、CMプランナー、イベンター、以上の各職種の助手)

月々の保険料は最高で39,100円となり、年間にすると最高469,200円

 保険料額(月額)所得割限度額(月額)
所得割額基礎控除後の総所得額×0.44/100最高限度額 30,000円
最低限度額 1,000円
均等割額3,800円×加入者数
世帯平等割額1,500円

(B)後期高齢者支援金等賦課額(支援金分)

 保険料額(月額)所得割限度額(月額)
所得割額基礎控除後の総所得額×0.12/100最高限度額 5,000円
最低限度額 400円
均等割額1,500円×加入者数

(C)介護納付金賦課額(介護分)

 保険料額(月額)所得割限度額(月額)
所得割額基礎控除後の総所得額×0.08/100最高限度額 4,100円
最低限度額 400円
均等割額1,500円×加入者数

文芸美術国民健康保険

加入資格として「日本国内に住所を有し、文芸、美術及び著作活動に従事し、かつ、 組合加盟の各団体の会員である者とその家族」とあります。

JASRACがありません。。。どこかの団体に所属する必要があります。僕が入れるとしたら日本作曲家協議会日本作編曲家協会日本ネットクリエイター協会の3つです。

月々の保険料は収入の多い少ないに関わらず1人月額19,600円と介護保険料4,000円の合計23,600円です。年間では283,200円となります。各団体の年会費は、

日本作曲家協議会32,000円
日本作編曲家協会48,000円
日本ネットクリエイター協会24,000円

合計すると

日本作曲家協議会315,200円
日本作編曲家協会331,200円
日本ネットクリエイター協会307,200円

※各団体に所属しているからといって文芸美術国民健康保険の審査に通るかどうかは別の話みたいです。

どれを選択しても今より保険料は安くなることがわかりました。

その他のメリットもみてみよう

東京芸能人国民健康保険は、健康診断・歯科診断・予防接種・人間ドック補助金などもあり、保養施設の利用も出来ます。

文芸美術国民健康保険の方は、人間ドックの割引が受けられるそうです。その他、各協会の会員特典もあるので合わせて考えてみる必要があります。

保険料は高いけれど充実したサービスを取るか、各協会の特典を活用しつつ月々の保険料を抑えるか、ということになりますね。

続きはまた今度!

それでは!À bientôt.

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