今回は音楽を生で演奏している様子が記憶に残ったアレクサンダー・マックイーンの2020春夏Womenswearのファッションと音楽を検証してみたいと思います。
スポンサーリンク
検証するための軸
「時代軸」「性質」「世界観」「地域性」という4つの軸を基準として、ファッション・音楽を同じ軸で検証して関係性に迫ってみたいと思います。
それでは動画を見てみよう
2019/10に公開された動画です。少し前のものですが、前回のGucci同様、見応え、聴き応えのあるランウェイです。
ファッションの検証
- 時代の軸は科学的な時代の時代とレースなどは宗教的な時代の要素が少し入っています。ヘアーとアクセサリーの組み合わせが呪術的な雰囲気を醸し出しています。
- 性質は女性的要素が強いです。少しだけ男性的要素も感じます。
- 世界観は、幻想的な要素が全体的に漂っていますが、少し現実的要素も感じます。
- 地域性は西洋がベースになっていますが、完全に振り切っているわけではない感じがします。
音楽の検証
- 時代の軸は、楽器の編成は宗教的ですが、ディレイ処理がされていて科学的な要素も含んでいます。
- 性質は、刻んでいる部分は男性的要素に偏り、3分くらいのテヌート部分は女性的になりますが、再び刻みに戻り男性的になります。
- 世界観は、幻想的要素が多いです。
- 地域性は西洋です。
スポンサーリンク
まとめ
- ファッション・音楽共に科学的が軸になり、ファッションには呪術的要素、音楽には宗教的がブレンドされている。
- 他の軸はほぼ同じ方向性だが、音楽に男性的要素が盛り込まれている。
といった感じでしょうか。Gucciはファッション・音楽共に同じ方向性でしたが、アレクサンダーマックイーンは、それぞれに違う要素をブレンドすることによって深みが出ているように感じます。
それでは!
À bientôt.
スポンサーリンク