Moschino | Fall Winter 2020/2021を検証してみる

Netflixドキュメンタリー映画「ジェレミー・スコット人を仕立てるデザイナー」を観ました。クリエイティブディレクター「ジェレミー・スコット」の才能と人となりを観て、Moschinoというブランドに興味を持ちました。今回はMoschino | Fall Winter 2020/2021を検証してみます。

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検証するための軸

「時代軸」「性質」「世界観」「地域性」という4つの軸を基準として、ファッション・音楽を同じ軸で検証して関係性に迫ってみたいと思います。

それでは動画を見てみよう

2/21に公開されたMoschino | Fall Winter 2020/2021です。

ファッションの検証

  • 時代軸は宗教的(時代の要素)ですが、シルエットは科学的な処理がされています。
  • 性質は女性的です。
  • 世界観は幻想的
  • 地域性は西洋

舞台セットと服の素材の時代がマッチしていますが、シルエットなどの処理が現代的なので古臭い感じは皆無ですね。

音楽の検証

  • 時代軸は科学的時代の要素のみですね。
  • 性質は、男性的な曲でスタート、2’49”あたりで女性的な曲に変わり12’46”で冒頭の曲に戻り男性的要素に戻ります。
  • 世界観は幻想的な要素も感じます。冒頭曲を幻想的とするか現実的とするか悩むところですが、中間と位置づけました。
  • 地域性は西洋です。

エレキギターを使っていながら、どこか女性的な雰囲気を感じさせるアプローチが見事ですね。8’18”あたりのリズムアプローチで男性的要素が加わる部分がセンスを感じます。

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まとめ

  • ファッションは最初から最後まで同じ方向性を貫いている。
  • 音楽で「性質」と「世界観」をコントロールしている。
  • それによって14分という時間を感じさせない構成になっている。

8’18” からのリズムの入り方は、それまでの女性的な側面に男性的要素がブレンドされる展開になっていて、とてもスマートで質の高さを感じます。

また、舞台セットのシャンデリアと服は同じ時代なのですが、床の素材や服のシルエットのおかげで新しさを感じます。シンプルですが、きちんと考えられているように感じますね。

それでは!

À bientôt.

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