普段使っているAbleton Liveにはベータ版があります。リリースされているバージョンよりもちょっとだけ機能が追加されていたりバグフィックスされていたり増します。
そんなベータ版を使うようになって2年が経ちます。いままで一度もトラブルが起こった事がありません。一応リリース版も入れていますが全然立ち上げていません。ベータ版といえど完成度が高いです。
いち早く新しい機能が使えるメリット
ベータテスターのメリットといえば、リリースに先駆けて新しい機能を使えることです。それと引き換えに不安定だったりバグが残っていたりします。
気がついたバグは報告することで次のベータに生かされるという仕組みです。MacとWindowsでバグも異なるでしょうし対応も大変でしょう。
起動画面も異なるAbleton Live10 BetaとAbleton Live10。ベータ版のアップデートは自動で行われるのでユーザーは気が付かないことも。Ableton Liveの場合正式版とベータ版の両方を共存させることができます。
ただ、バージョン10.1.25のベータ版で作ったセッションは、10.1.1の正規版では開くことができません。上位バージョンでしかファイルが開けないので注意が必要になってきます。先に述べたとおり問題が起こったことはありませんが、使う人の環境によっては大きな問題となる場合もあるので注意が必要です。
Serato Studioにもベータ版があった!
今日はじめて気づいたのがSerato Studioのベータ版。アカウント設定のページに行くとベータテストへ参加するチェックがありました。やはり通常リリース版よりも機能が増えています。
例えば、タップテンポ機能が追加されていたり、ビートグリッドの編集時(テンポ合わせや拍合わせ)にメトロノームを鳴らせるようになっていたりと、地味な改良がなされていました。
ベータ版の扱いには注意が必要
オススメしておいて何ですが、ベータ版の扱いには十分注意する必要があります。
トラブルは自己責任ですからバックアップや予備機での運用などの必要も出てきます。そういった環境を十分整えてから参加したほうが良いでしょう。
他にも情報の扱いに気をつける必要がある場合もあります。最近発表された次期macOS Big Surに関してはスクリーンショットはもちろんのこと、ベータテストに参加していることすら話してはいけないというルールが設けられています。
とはいえ色々な注意点はありますが、それ以上の恩恵を受けることもできるので興味のある人は参加してみるといいと思います。
自分の使っているアプリ名+ベータで検索すると色々情報が出てくると思います。あくまでも自己責任で楽しんでください!
それでは!
À bientôt.