六本木ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「㊙展」に行ってきました。創作のプロセスを見れる貴重なプログラムです。
作る側だけでなく、見る側・聴く側にとってもプロセスを体験するということは、作品の奥深くまでを知る良い機会にもなると思います。
最近は写真撮影や撮影物をネットにアップロード可能な展覧会が増えていて、このプログラムも同様に撮影が可能です。実際に行ってその目で見てほしいと思いますが、雰囲気だけでもお伝えしようと思います。
目次
スポンサーリンク
展覧会ディレクター:田川欣哉さんからのメッセージ
私は二十代のとき、とても幸運でした。たまたまの出会いから、山中俊治さんのアシスタントになり、そこでの仕事を通して、山中さん、佐藤 卓さん、原 研哉さんら日本デザインコミッティーメンバーと接点を持つことができました。彼らが何気なく描くスケッチや、プロジェクトの中で絶え間なく生み出される資料には、最終形には現れない思考プロセスやデザインのクオリティが詰まっていました。このようなプロセスを垣間見ることは「つくる人」を目指す当時の私には宝物のような体験でした。
出典:ディレクターズメッセージ
芸を身につける上で、先人のプロセスを見るというのはとても貴重なものです。日本では「見て覚えろ!」という考えがありますが、書面に残せないニュアンスや微調整などは見ることでしか得られません。
バリエーションに試行錯誤の様子が見て取れる
COOL MINTとGREEN GUMのパッケージデザイン
吉本興業のシンボルマーク
東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムデザインスケッチ
余白の書き込みに試行錯誤の様子が見て取れる
東京国際フォーラム
草津温泉郷、夕暮れ散策のシナリオ
JR高輪ゲートウェイ駅
採用されるまでのプロセス
ジタンのパッケージデザイン
紀文の素材缶の野菜たち
スコッティの30年
他にも沢山のプロセスが
トヨタ博物館展示コンセプト図
ベネッセのCI計画、人の形
26名のデザイナーの貴重なプロセスを是非一度体験して見てください。5月11日まで開催されています。僕は平日の昼間に行きましたがゆっくりと見ることができました。なお土日は混むようです。
体験って大事ですよね。それでは!
À bientôt.(またね)
スポンサーリンク