椅子にはお金をかけよう!〜作業用の椅子選び

コンピュータに長時間向かう必要性のある今どきの音楽制作。快適な作業環境にするためにはそこそこお金もかかりますが、一番お金を掛けるべきもの、それは椅子です。

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長年いろいろな椅子を試してきたうえでわかったこと

安い椅子はやめておいたほうが良い。これにつきます。今まで何台か買い直していますが、合計するとそこそこの金額になり高級な椅子が買えてしまう金額でした。だったら最初から良いやつを買えばよかったと思いました。

安いものがダメというより作りがしっかりしている物が良い、というのが正しい表現かもしれません。作りがしっかりしている椅子は当然値段も高くなってきます。

耐久性に関しても安い椅子は不具合が出ることが多かったです。ただ座っているだけなら安い椅子でも良いのですが、楽曲制作時には曲に合わせてノリながら作っているはずなので、普通の使い方よりも負担がかかっているのではないかと思います。

特に楽器を弾くときには、リズムを取るのに身体が動いているはずです。普通の事務仕事で使うよりも衝撃を受ける時間が長いため、椅子の不具合が出やすいのではないかとも思っています。

ギシギシ音も気になります。作りがしっかりしているものであればギシギシ音は出ません。意外と大事なポイントだと思います。

自分に合った椅子でないと腰を痛めやすい

座面のクッション性や背もたれの角度など、自分に合ったものでないと腰を痛めます。僕はそのたびに椅子を買い替えてきました。

自分のあったものを見つけるには、売り場に行って試すしか無いのですが、あまり意味がありませんでした。何故なら、試しに座っている時間が短いことと、試しているときの姿勢と作業中の姿勢が同じではないからです。

今まで買った椅子は全て試してから買ったものですが、使ってみると全然座り心地が求めているものとは違うものばかりでした。

今使っている椅子は後ほど紹介するハーマンミラー社のAeron Chairs(アーロンチェア)です。これを選んだ理由は、外スタジオに置いてあることが多く、実際に作業をしてみて疲れにくかったからです。存在は知っていましたが、そこそこ値段が張るので「稼げるようになったら買おう」と思っていました。結局「最初からこれにすればよかった」と思いました。

おすすめの椅子

実際に自分で座ってみてよかったと思う椅子を紹介します。

ハーマンミラー Aeron Chairs

この椅子の良い点は、座り心地とデザインです。腰への負担が少ないです。それは座面がメッシュ状になっていることにあります。上からの荷重を面で支える一般的な事務椅子に比べ、メッシュだけで荷重を支えているので力が分散されます。蒸れにくいという特徴もあり、夏も快適です。

それなりの値段ですが、安いものを買い換えるより最初から頻発したほうが安上がりです。機能や素材によって値段が変わってきます。僕はCOSTCOで一番安い「Aeron Chair, Graphite, Basic Back Support」というのを7万円弱で手に入れました。このグレードでも十分快適です。5年使っていますが不具合も一度もありません。

エルゴヒューマンPRO

これもスタジオでよく見かけます。僕はアーロンチェアのほうが自分に合っていると感じましたが、長時間座っていても疲れにくい椅子です。これも座面がメッシュです。値段はアーロンチェアよりも安いです。

レンタルしてみる

購入する前にレンタルして試してみるのもいいですね。安くない買い物なのでじっくり自分の身体に合うものを探しましょう。

肘掛けが合ったほうが良いのか否かも試してみないとわかりません。楽器を弾くことが多い人は結構邪魔になります。取り外せるかどうかもカタログで調べておいた方が良いでしょう。

まとめ

結局、より多くの同業種の人が使っているものを選べばそんなに大きく外すことはありません。音源もしかりです。その業界で使われている理由がそこにはあるはずです。その観点からするとアーロンチェアだと思います。

僕は、アーロンチェアの値段に怖気づき安い椅子に手を出してしまいましたが、結局アーロンチェア2台分の出費をしてしまいました。

値段だけでなく、安い椅子で痛めた腰を治すため病院やマッサージにも通いました。その出費もかなりなものです。

それより何より、集中力と椅子はとても密接です。身体に負担がかかっていると集中力は途切れます。途切れてしまってロスした時間は戻らないのです。そういったことから椅子にはお金をかけたほうが良いという結論に至りました。

自分に合った椅子に出会えると良いですね。

それでは!

À bientôt.

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