最近Serato Sampleがお気に入りです。サンプルチョップの方法はいくつかありますが、Serato Sampleが使いやすいですね。
サンプルチョップの方法はいくつかあります。僕がサンプルチョップするときは以下の方法を使っています。
- DAW(主にAbleton Live)で切り刻む
- Simpler(Ableton Live付属サンプラー)
- Serato Sampleを使って切り刻む
1.DAW(主にAbleton Live)で切り刻む
1の方法が一番手軽で目で見てわかりやすい方法です。しかもリージョンの長さを変えるのも簡単でかなり細かいチョップを作ることが出来ます。
デメリットはリージョンが沢山できてしまうのでコピペや移動の時に「選択もれ」を起こすことがあります。
DAWによってはフォルダ化することが出来るのでデメリットは解消できますが、リージョンがたくさんできて煩雑になることには変わりまりません。
下の画像はAbleton Liveでチョップした状態です。あえてフェードを使わないほうがエグいチョップになります。
2.Simpler(Ableton Live付属サンプラー)
Ableton Live付属のSimplerは「Slice」という機能がデフォルトで付いています。
DAW付属のサンプラーだけあってトラック上のリージョンをドラッグするだけでロードできます。
切り刻む感度はセンシティビティーで調節します。もちろん手動でチョップするポイントを増減出来ます。
グライド(ポルタメント)やピッチベンドも使うことが出来るのでトリッキーなアプローチも簡単に作り出せます。
デメリットは部分的なリバースが出来ないことです。一部のサンプルだけリバースしたい時があるのですが、そのときは別のトラックにリバースしたサンプルをロードするしか方法はありません。
3.Serato Sampleを使って切り刻む
僕の周りではまだ誰も存在すら知らないSerato Sampleですが、かなり使えるサンプラーです。チョップするポイントは
- ランダム
- グリッド
- 自動(FIND Sample)
- マニュアル
の4通りです。僕はほとんどマニュアルでチョップしています。
チョップポイントごとにLEVEL・FILTER・ATTACK・RELEASEを設定できます。リバースやキーシフト、タイムストレッチも別々に設定できます。
タイムストレッチはさすがのSeratoクオリティ、とても自然なストレッチです。Pitch’n Timeで培った技術が生かされています。
デメリットは、Serato Sample単体での保存機能がなく、チョップした情報を書き出せないことですかね。いわゆる「プログラム+サンプルの書き出し」という一般的なサンプラーに付いている保存機能はありません。
もうひとつのデメリットは、ピッチベンド情報を受け付けないというところです。チョップしたサンプルをベンドダウンさせることがよくあるのですが、対応していません。
なかなか奥の深いサンプルチョップ、一概にどれが良いとは言い難いのですが、大事なのはイメージに早くたどり着けることだと思います。
状況に応じて色々使い分けるのが良いのかもしれませんね。もう少し追求してみたいと思います。
それでは!
À bientôt.