EDM界隈ではSerumと同じくらい有名なreFX Nexus。諸々の事情でバージョンアップを見送っていたのですが、EDMのプロジェクトが入ってきたタイミングでバージョン3に上げました。
バージョンアップをためらった理由
バージョン3にアップデートするとバージョン2が使えなくなるということがためらった理由です。進行中のプロジェクトにバージョン2を使っていたのと、コンペに出した曲にもNexus2を使っていたためです。
しかし、現時点で返事が来ていないのでもう見切りをつけようと思いバージョンアップに踏み切りました。。。とはいえ、古いMacBook Proには旧バージョンがインストールされているので問題ないのです。
使い勝手が良くなってる!
Nexus2のウィークポイントは、音色の読み込みが遅いことでした。それが大幅に改善されました。しかも、音色名をクリックするとロードせずともプレビューが出来るようになりました。
ユーザーインターフェイスも大きく変わりました。音色の名前が見やすくなり、ウィンドウの大きさも変えられるようになりました。結構字が小さかったので助かります。
エディットがしやすくなった!
エディット画面も一新されました。画面が大きくなったことも相まってエディットの時間が短縮できます。というより、エディットをする気になります。今まではプリセットに手を加える必要のない時(急いでいるときなど)にしかNexusを立ち上げなかったのですが、これなら積極的にエディットをする機会が増えそうです。ユーザーインターフェイスって大事ですね。
ドングルが不要になった!
ついに来た〜!もうね、ドングルのトラブルが多かったんです。接触不良なのかドングルを認識しないことが多々あり、その時はプロジェクト自体が立ち上がらなくなることがほとんどでした。
いつしか僕の中で「急ぎ仕事に使えないシンセ」という位置づけになっていました。それが今回のバージョンで使えるシンセの位置に戻ってきました。
Nexus3はEDM制作に向いている
プリセットのクオリティが高く、すぐに「ぽい」音を出せるのがNexusの売りです。EDMはシンセの音色が命。NexusはEDM向けに作られているプリセットが豊富なので、アイデア段階では非常に助かります。たたき台でイメージが出来上がっているとその後の作業の効率が変わってきます。
EDMっぽい音色を1から作るのはとても時間がかかります。時間を掛けているうちに作りたかったものからどんどん遠ざかってしまうことも多々あります。とにかく素早く「ぽい」音色を出せることがとても大事なのです。
Nexusに助けられた今回の案件
とにかく、今回のプロジェクトは、メロディとアレンジ、そして仮歌入れに半日しか制作時間を取れなかったのでNexusが大活躍でした。おかげで無事打ち合わせに間に合わせることができました。
他のシンセでは間に合わなかったかもしれません。もしくは仮歌を入れられなかったかもしれませんね。ゆとりを持って制作できるのが一番ですが、そうも言っていられません。今回のバージョンアップによって頼もしい存在として復活を遂げました!
さて、これから作業の続きをやるので今日はこのへんで!
À bientôt.