LUNAで本格的に曲作りをしています。色々使い勝手がわかってきました。
MIDIエディットウィンドウは存在しない
Logic Pro Xや名だたるDAWはMIDIエディット用のウィンドウが別に存在しますが、LUNAには存在しません。
Logic Pro XのイベントリストWindow
LUNAの場合、メインのウィンドウとなるTimeline Display(トラックウィンドウ)上でエディットすることになります。下の画像はシンセリードのピッチベンドをエディットする時の様子です。
リージョン名横の棒状のアイコンをクリックすると下側にエディターが表示されます。画面左のインスペクターから任意のパラメータを選択すると表示が変わります。
エディット時に数値が表示されない
ちょっと困ったのがエディット時に数値が表示されないことです。ピッチベンドをエディットしていても今の値がどれくらいなのかが表示されません。
ゼロに戻したくても表示されないので「何となく」でしかエディット出来ないのはちょっとつらいですね。あまりシビアなMIDIエディットはまだ早いかもしれません。
ゼロに戻すにはエディットポイントを選択して消去することでフラットに戻りますが、1つだけゼロに戻したい時(ベンドダウンした直後)は雰囲気で対応するしか無いようです。うーん、早く対応してほしい。。。
カーブの曲線も変更できない
カーブの曲線も変更できないのでControlキーを押してペンシルツールでカーブを書き込むしか方法はないようです。
Ableton Liveはoptionキーを押しながらカーブをドラッグすると曲線の形を変更することが出来ます。結構シンセリードなどでは多用するので早く装備してほしいです。
Ableton Liveも対応するまでかなり時間がかかった記憶があります。対応はもう少し先かもしれませんね。
クオンタイズは二通りのやり方で対応
まず1つは「Command+Shift+U」でインスペクタを表示させる方法です。「Command+U」で直前に設定したクオンタイズ設定がダイレクトに反映されます。たしかProtoolsも同じショートカットキーだったと思います。
もうひとつのやり方はリージョン左上のQマークをクリックする方法です。同じように画面左側にインスペクタが表示されます。
僕がDAWを乗り換えるのが簡単な理由
DAWの使い勝手の違いを一番感じる時は「リアルタイム入力時とその後のエディット時」だと思います。
僕はMIDIキーボードを使ったリアルタイムの打ち込みをしません。トラックパッドでポチポチ書いて入力していきます。結果クオンタイズを使うことがありません。
この制作スタイルだからDAWを気軽に乗り換えられるのだと思います。
今ではAbleton Liveにも装備された「MIDIキャプチャー」はLogic Pro Xに最初に装備された機能です。当時はMIDIキーボードを使っていたのでとても便利な機能でした。逆にMIDIキャプチャー機能が無いDAWは使えませんでした。
そういったMIDIの打ち込み環境は慣れてしまうとそう簡単には変えられないので、その辺が乗り換えられない理由なのではないかと思います。
その点トラックパッドを使う制作方法はいつでも乗り換えられるので、今では「曲によってDAWを使い分ける」という使い方になりました。DAWも曲によって合う合わないがありますからね。
やっぱり音がいい
気持ち良い音だという印象は変わりません。使い勝手もわかってきたのでもたつくことも無くなってきました。
出来上がった時の音が納品するにあたり問題ないレベルであればLUNAで1から曲作りも行ける気がしてきました。
引き続き使い込んでみたいと思います。
それでは!
À bientôt.