映画「最後のマイ・ウェイ」〜名曲「Myway」のオリジナルを作ったクロード・フランソワのドキュメンタリ映画

久しぶりに映画を見て泣きました。日本ではあまり知られていないフランス人歌手クロード・フランソワのドキュメンタリ映画に感動しました。

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フランク・シナトラのMywayにはオリジナルがあった!

誰もが知っている名曲「Myway」。実はフランスの歌手クロード・フランソワが歌った「Comme d’habitude」がオリジナルなんです。まずはシナトラバージョンをお聴きください。

ポール・アンカは、1967年のフランス人歌手クロード・フランソワのシャンソン「Comme d’habitude」を、南フランスで休暇中に聞いて、曲の権利を交渉するためにパリへ向かった。2007年のインタビューでは、「いまいちのレコードだと思ったけど、何かを感じた」と語っている。そして交渉後に無償で権利を得た。2年後にフロリダでフランク・シナトラと食事をした際、アンカによれば、当時シナトラは自分の嫌いなポップ・ソングを歌わざるを得ない状況にあり「こんな仕事は辞めてやるよ。もううんざりだ、とっとと辞めてやる」と語ったという。アンカはニューヨークへ戻ってから、元のフランス語の曲のメロディーを微妙に変更して、シナトラのために歌詞を書いた。

出典:Wikipedia

オリジナルを聴いてみよう

パリに住んでいる時にフランス語のMywayがテレビで流れたのですが、その時はカバーだと思ったんです。曲名の「Comme d’habitude」というフランス語の意味を調べようとググったらなんと!こっちがオリジナルだとういことを知りました。それがこちら。

フランス語なので少し違和感があると思いますが、後半にかけての訴えかけるような力強い歌が素晴らしいです。

ちなみにComme d’habitudeはいつものようにという意味です。当時付き合っていたフランス・ギャルとの別れを歌ったと言われています。日本では「夢見るシャンソン人形」で有名です。

色々な歌手にカバーされた

M.Pokoraバージョン -Comme d’habitude

僕が初めて聴いたComme d’habitudeはこのバージョン。フランス人歌手M.Pokora。彼の感情表現も素晴らしく、胸に響いてきます。MVでは二人のすれ違いが描かれていますが、その演技も見事!見てくれはチャラそうですが、実力も人気もある歌手です。他にも何曲かクロード・フランソワをカバーしています。今風の音でとても聴きやすく仕上がっています。

エルビス・プレスリーバージョン -Myway

これも素晴らしい!後半はシャッフルでアレンジされています。安定の歌声です。

父親に認められようと必死だったクロード

厳格な父親に歌手になることを猛反対され、憧れのフランク・シナトラにカバーされた時には父はもういない。その後の苦悩や売れなくなることへの不安、事業家としての活躍など、クロード・フランソワの人生のコントラストが描かれた作品です。

映画の中ではComme d’habitudeが生まれる瞬間ももちろん描かれています。少し前の映画ですが、今見ても感動的な作品です。是非一度観てください!

それでは!

À bientôt.

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