もう2年前になりますが、ポルトガルに行き民族歌謡『ファド』を楽しんできました。実はその時スリに遭ってしまい、フランスの滞在許可書もクレジットカードも持っていかれてしまい大変な思いをしました。そんなこともリセットされるくらいまた行きたいと思う国です。今回はポルトガルの民族歌謡『ファド』を紹介します。
運命・宿命という意味の『ファド』
ファドの歴史は割と浅く、19世紀初頭に首都リスボンで誕生したといわれています。ファドは主にレストランで歌われる大衆歌謡で、ポルトガルギター(ギターラ)・クラッシックギター・ウッドベースをバックに歌う編成がポピュラーです。
レストランで食事を食べながら楽しむファドは、女性歌手のイメージが強いですが男性もいます。リスボン市内にはファドが演奏されるレストランがいくつもありますが、僕が行ったお店は『restaurant Luso』というお店です。
コース料理もありますが単品でもOKな気軽に入れるお店です。ポルトガルのお酒といえばポルトワインですが、中でも『ビーニョヴェルデ』がおすすめです。緑のワインと呼ばれるヴィーニョ・ヴェルデは、アルコール度数も低めの微発泡ワインで、緑色のぶどうを使って作られるワインです。
ポルトガルの料理としてはタラの塩漬け『バカリャウ』を使った料理が有名です。ビーニョヴェルデとバカリャウとファドの組み合わせがとにかく最高です。
ファドを動画で見てみよう
自分が撮った動画の出来が良くないのでYoutubeから探しました。1つ目の動画は僕が行った『Luso』の動画です。2つ目も多分Lusoだと思います。
僕が行った時は4人の歌手が出てきましたが、しっとりしんみり聞かせる歌手もいれば、さっきまでお客さんの相手をしていた店長みたいな人が歌いだしたりとバラエティに富んでいました。
食と音楽が同居する街
ポルトガルだけでなくヨーロッパ全体的に言えることなのですが、食と音楽が同居しているなと感じます。日本だと「食事に行く」と「コンサートに行く」は別のアクションですが、食事の延長に音楽があると感じることが多かったです。
言葉ではうまく説明できませんが「その土地の美味しいものを食べたらその土地の音楽が聴きたくなる」とも言います。
とにかく食事が美味しい!
日本人の口にあうのでしょうか、とにかく美味しいものだらけです。魚介類が新鮮でリーズナブル!ついつい食べすぎてしまいますが、リスボンは坂が多いのでカロリー消費を手伝ってくれます。
気がつけばファドのことよりも食べ物がメインになってしまいましたが、それだけ美味しいものが沢山あったということです。
コロナウィルスの影響でしばらくの間ヨーロッパには行くことが出来ませんが、規制が解除されたら是非とも行きたいですね。次はポルトにも行こう!
それでは!
À bientôt.