macOS Catalinaで画面収録時にDAWの音声を同時に収録する方法〜番外編

前回紹介した画面収録時にDAWの音声を同時に収録する方法は、フリーウェアのみでできる手軽は方法でした。今日紹介するのは無料ではないけれどシンプルな方法を紹介します。

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sonarworks Reference 4を使ったシンプルなルーティング

以前紹介したsonarworks Reference 4、これを使うととてもシンプルなルーティングでDAWの音声を同時収録することができます。

2つのバージョンがあり、ひとつはスピーカーのキャリブレーションを行うマイクがセットになったReference 4 Studio Edition、もうひとつはヘッドホンに用途を絞ったReference 4 Headphone Editionです。

sonarworksをインストールするとsonarworks Systemwideというユーティリティが立ち上がります。これがオーディオドライバとなります。

どんな環境で聴いても同じ印象のMixをするためのアイテム「sonarworks Reference 4」

DAWの設定

画像はAbleton LiveのPreference画面です。Audio Output Deviceをsonarworks Systemwideにアサインしています。

シグナルフロー

シグナルフローは下図のようになります。オーディオインターフェースと同じ信号が画面収録に送られます。

画面収録での設定

画面収録では「Microphone>>>sonarworks Systemwide」を選択します。これでDAWの音声が画面収録に流れます。

sonarworks Systemwidで内蔵スピーカーのプリセットを作る

僕は画面収録する時は、内蔵スピーカーでモニタリングしています。そのプリセットは補正をオフにしてあるので「sonarworks Systemwideのプリセットを内蔵スピーカーする」という手順を踏むだけですぐに画面収録を実行できます。

そもそもsonarworks Systemwideは内蔵スピーカーを補正できません。スピーカーの距離が近すぎるためです。製作中はモニタースピーカーだけでなく内蔵スピーカーでもバランスをチェックするので、sonarworks Systemwideでプリセットを作ってあり、切り替えながらモニタリングしています。

一番下が内蔵スピーカー用のプリセット

高く付くがシンプルなルーティング

この方法はそこそこ高く付きますが、とてもシンプルなルーティングです。Soundflowerは便利なのですが、2chと64chという名前がちょっとややこしいと感じます。そこにLadiocastというミキサーも入ってくると、ルーティングが苦手な人は混乱してしまうかもしれません。

sonarworks Rference 4を使ったルーティングは、他のアプリ同士の橋渡しとしても使えるのでインストールしてあると便利ですよ。

それでは!

À bientôt.

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