先日、友人がステレオマイク内蔵のwebカメラを買ったので音質・画質のチェックをしていた時に気づきました。
Zoomの音声は初期設定ではモノラルなんです。ステレオマイクを使っていてもステレオに変更しないとモノラルのままなのです。今回は設定をステレオに変更する方法を書いてみたいと思います。
※PCのZoomアプリと設定についての記事です。iOS版では検証していません。
アプリだけでは設定変更はできない
ステレオ設定にするにはWeb上でZoomのアカウント設定から変更する必要があります。
Zoomにログイン>>>マイアカウント>>>設定>>>ミーティングにて(詳細)>>>ユーザーはクライアント設定でステレオ音声が選択できる>>>オン
ミーティングにて(詳細)を選択して、少し下にスクロールすると「ユーザーはクライアント設定でステレオ音声が選択できる」という項目が出てきます。
メール通知から少し上に登るほうが早いかも。
設定が終わったらZoomアプリに移動します。
設定>>>オーディオ
に進むと「ステレオを有効にする」というチェックボックスが表示されます。ここにチェックを入れるとステレオ音声を会議に送ることができます。
あくまでも「送る側」の設定
この設定は「こちらの音声の送り方」の設定です。相手からの音声は相手の設定次第です。相手がこの設定をしていないとモノラルの音声が聴こえてきます。
この設定は画面共有時にも適応されます。コンピューターの音声を共有する時もこちらの音源がステレオで相手に送られるようになります。逆に言えば、この設定をしていないとモノラルで聴かせていることになります。
この2ヶ月ずっとモノで聴かせてましたよ。。。。。
他にも音声に関する設定を見直してみよう
Zoomのサンプリング周波数は24kHzが初期設定ですが、ある設定を施すと32kHzに上げることができます。
Zoomアプリの設定>>>オーディオ>>>詳細
と進みます。そうすると以下の画面に行きます。
インミーティングオプションをマイクから”オリジナルサウンドを有効にする”に表示にチェックを入れます。すると会議画面左上に「オリジナル・サウンドをオンにする」が表示されますので、これをオンにするだけです。
広域の聴こえ方が全然違います。サンプリング周波数が上がることでHiの聴こえ方が変わります。同時にホワイトノイズも増えた印象になります。
会話ではオフ、楽器を聴かせる時はオンにするなど、状況に応じて切り替えたほうが良いかもしれません。32Khzになれば音は良くなりますが、その分データ量も増え重くなります。
ちょっとわかりにくいけど、ここまで設定できるアプリは他にないかも
まだ他のアプリを検証しきれていませんが、音楽関係のミーティングをするならZoomだなと思います。音を聴かせるミーティングでモノラルでしか送れないのは論外です。
本格的なものはNETDUETTOを使ったほうが良いと思いますが、相手がNETDUETTOを使える人に限られてしまいます。まだまだZoomを使ったミーティングは続くと思いますから、手軽に良い音を聴かせられる設定をしておくのは大事なことだと思います。
それでは!
À bientôt.