最近とても使用頻度の上がったオンラインミーティングアプリZoom。以前はSkype一択でしたが、複数の人と顔を見ながら話せる機能ではZoomが先駆者だったためか、今ではオンラインミーティングという行為のこと自体をZoomと呼んでいるくらいです。
僕の場合、相手に曲を聴いてもらう事が多いので、ただ話せれば良いセッティングでは不十分です。スピーカーから流れる音を内蔵マイクで拾って相手に聴かせるなどという行為はもってのほかです。そこで色々とルーティングを試し、現時点でのベストなルーティングがみつかりました。
※ちなみにOSはmacOS Catalina10.15.5です。
ZoomAudioDeviceを使わない理由
実はzoomアプリをインストールするとZoomAudioDeviceという仮想ドライバがインストールされます。しかし、僕はそれを使いません。理由は以下のとおりです。
- サンプリング周波数が48kHzに固定されている
- システムサウンドの項目に表示されない
- Ladiocastのほうがトラブル時に対応しやすい
という理由からZoomAudioDeviceを使うのをやめました。

サンプリング周波数が48kHzに固定されている
これ自体に問題はないのですが、インターネットのトラフィックが混んでくると画面が静止したり音が途切れたりするため、僕は基本44.1kHzを使用します。
いわゆるCDクオリティなので打ち合わせには問題ありません。より良い音を届けたい場合はファイル化して添付すれば済みます。
良い音<安定した通話
天秤にかけるとZoomAudioDeviceの48kHz 固定はちょっとだけリスキーだと感じます。これは住環境によって異なるためこれが正解だというのはありませんが、我が家は小規模ですがタワーマンションなので、そこそこの回線をシェアしていることになります。そういう理由から安定を選んでいます。
システムサウンドの項目に表示されない
理由はわかりませんが、システムサウンドのZoomAudioDeviceが表示されません。

これがどういうことかというと、Musicアプリやブラウザのアウトをルーティングできないということになります。
Zoomには画面共有機能が付いていて、この機能の一部としてコンピューターサウンドのみという共有設定方法があります。このためシステムサウンドにZoomAudioDeviceが表示されないのではないかと思います。

しかし、Zoomのミーティングホストでない限り事前に回線チェックもできないため、ミーティングが始まってから「ちょっと今から設定しますね〜。あれ?ホストの方、画面共有を許可してもらえますか?」なんていうやり取りが必要になります。
なるべく相手に手間を掛けずにいい音を届けたいので、このやり取りはナンセンスです。
Ladiocastのほうがトラブル時に対応しやすい
先程も書いたように事前にサウンドチェックできることがLadiocastを使う理由でもあります。僕は以下のようにルーティングしています。

入力は上から
- Soundflower(64ch)
- Sonic Port VX(マイク)
- 内蔵マイク
となっています。Sonic Portと内蔵マイクの棲み分けは、会話時は内蔵マイク、アコギを弾く時はSonic Portを使い分けています。コードの確認やメロディを弾いたりする時にアコギを使うため、内蔵マイクでは残念なので少しでも良いマイクのSonic Port VXを使います。
Sonic Portは感度が良すぎるため、会話時はノイズキャンセル機能が付いている内臓マイクを使います。
ミキサー上に全て見えているため、どの音が来ていないかが目で見てわかります。目で見てトラブルを認識できることからLadiocastを使っているわけです。
出力は
- 内蔵出力=自分のモニター用
- ZoomアプリのMicrophoneへ
となっています。

まとめ
今日も友人たちとZoomミーティングをしましたがとても楽しかったです。今回紹介したルーティングを使用して、Youtubeの音を全員で同時に聴きながらミーティングを進めることができました。
相手側からも音が良いとフィードバックをもらったので、しばらくはこのルーティングでミーティングを続けたいと思います。
少しの工夫でミーティングが快適になります。ぜひ試してみてください。
それでは!
À bientôt.