昨日Universal Audio LUNAの1.0.7アップデートが来ました。
ショートカットの追加
リージョンをトリムする時のショートカットが追加されました。これもProtoolsと同じですね。
- Trim From Clip Start : A
- Trim From Clip End : S
- Trim Clip to Selection : Command + T
Trim From Clip Startは、リージョンの頭からカーソル位置までをトリムします。
Trim From Clip Endは、リージョンの最後からカーソル位置までをトリムします。
Trim Clip to Selectionは、選択された範囲の前後をトリムします。
Protoolsでのリージョンエディットでは多用するショートカットなだけに、すでに身体に染み付いてしまっているのでこれは嬉しいアップデートです。格段に使いやすくなりました。
セッションフォルダの自動作成
新規セッション作成時に「親フォルダ」が自動作成されるようになりました。
親フォルダ>セッションファイル
という階層構造になり、資料や譜面などを入れておくのに便利になりました。今までは後から手動で作る必要がありました。
地味な機能ですがとても助かります。
バウンス時にサブフォルダを自動制作
セッションの親フォルダ内に「Exported Files」という名前のフォルダが自動作成されるようになりました。
Logic Pro Xで言うところのBounceフォルダ、Studio OneだとMix Downフォルダにあたります。
これもわざわざ作っていたので地味に便利です。
フィードバックフォームの改良
メインウィンドウの右上にサポートへのフィードバックフォームがついているのですがレイアウトが変更されました。
フィードバックフォームのアイコンは、小さいけれどきちんと認識されるようなデザインと大きさになっています。ユーザーからのフィードバックやバグレポートを収集しようという意思が見て取れますね。
将来的に欲しい機能もリクエストできるので開発陣の気合が伝わってきます。頑張って欲しいものですね。
他にもたくさんのバグフィックスが
- Resolved an issue that could prevent track duplication after deleting track versions
- 32-bit fixed (non-float) WAV files now import successfully
- Export Mixdown no longer hangs if a track is in ARM mode when mixdown begins
- Resolved “unable to touch a control” error that could occur when swiping over mute or solo switches with multiple tracks selected
- Resolved a rare crash that could occur while playing or editing MIDI
- Undo clip move now restores previous selection
- MIDI notes recorded from channels 2-16 preserve channel data when edited
- Resolved an error that could occur when adjusting Softube Amp Room plug-in controls
- Control change undo now works with Soundtoys plug-ins
- LUNA Extensions and Instruments purchased in demo period now reflect the updated license state
- Resolved display flickering issue that could occur while editing fades
- DISCOVER panel no longer requires separate login
どれも小さなフィックスですが、「まれにあるMIDIの編集中のクラッシュ」のフィックスは助かります。
(たぶん)PCのファンが静かになった(気がする)
多分ですが、PCのファンが静かになった気がします。本体の熱も下がった気がしますが、特に触れられていないので気のせいかもしれません。
もしかしたらSerato Studioと勘違いしているかもしれませんが、そうだったとしてもLUNAでの作業中はPCのファンもそれほど回りません。熱くなりにくいです。
きちんと検証していませんが、Ableton Liveを使っている時よりもCPUの稼働率は低いです。
Ozone9をマスターにインサートしてもドロップ・アウトすることもなく使えた時に感じたものなので、もう少し様子を見てみたいと思います。
小さいバージョンアップでも大きく使い勝手が変わってくるので、今後も頑張って欲しいですね。フィードバックやリクエストをマメに出してゆこうと思います。
それでは!
À bientôt.