昨日リアルイベントのオンライン配信しましたが、やってみてわかったことが沢山ありました。
モノラル配信にアンビエント音は邪魔になるだけ
ZOOMの設定がステレオになっていなとアンビエント音を混ぜても邪魔になるだけだということがわかりました。
話し手の声はモノラルなので真ん中にいます。アンビエントはステレオマイクで収録しているのですが、配信がモノラルなので視聴者にはどちらもセンターから聴こえます。結果、話し手の声とかぶることになり、ただ邪魔な存在となってしまいました。
ステレオ配信なら両脇に逃げてくれるのですが、そうすると送信時のトラフィックが増えネットワークに負担をかけてしまいます。会場に有線LANがあれば問題ないのですがなかなかそんな会場はありません。
ということでアンビエントはモノラル配信では良さが活かせないことがわかりました。
イコライザーは必要
リアル会場だとスピーカーからも音を出します。その時ハウリングを防ぐためにイコライザーで対処しますが、安いミキサーには丁度よい帯域が有りませんでした。
HighとLowしか付いていないので調整してる真似程度のことしか出来ませんでした。そうなると音量を下げるしかなくなります。
会場の後ろの方へ行くと聞こえにくく、ボリュームを上げるとハウる寸前でとても調整が難しかったです。
PA用の卓にEQやらコンプやらが付いているのも納得でした。ミキサーを買い換えるかPC側でEQを施すか考え中です。
ZOOMのレベルメーターは使えない
目で見て確認するためのメーターが必要になってきますが、ミキサーにはクリップ時に点灯するLEDしか付いておらずメーターはPC側で見る必要が有りました。
しかしZOOMのインプットメーターは反応が遅く、しかもリリースが早すぎて全くもって役に立ちませんでした。
信号が来てるという確認くらいは出来ますがレベルに関しては全くもって使えません。これに関しても対策が必要です。
UHF方式のワイヤレスマイクは良好
とにかくペアリングの手間が無いのが大きいですね。話し手が手元でオンオフ出来るのも吉と出ました。
ただ、ノイズが入ることが多くちょっと苦労しました。言葉では表現できないノイズでアナログ無線特有なのか、Bluetoothとは違うノイズです。
声が途切れるようなことは有りませんでしたが、もう少し高価なシステムでないと解決できないのかもしれません。
ZOOM参加者からクレームが来ることはありませんでしたがあまり気持ちのいいものではありませんでした。
PC内で処理をすれば簡単だけど、、、
僕がいつも音響スタッフと常駐しているなら問題ないのですが、あまり使い方がわからない人でも簡単に使いこなせるシステムにしないと意味がありません。
今回の問題点はソフトウェアでも解決出来る問題なのですが、使い方やトラブル対処法を教え込むのは至難の業です。
ZOOM担当しているスタッフは音楽ソフトにも通じているので問題はないと思いますが、カメラを動かしたり参加者からのチャットに対応したりと結構忙しいのです。
何か策を練る必要を感じたイベントでした。色々なアプリを調べてみようと思います。
それでは!
À bientôt.