人を集めてのリアルイベントも少しずつ再開しているようですが、リアルイベントをZOOM配信というのは今後切り離せないもの、むしろ主流になっていくと思います。
今日はとあるイベントのZOOM配信のお手伝いで代官山にある会場の下見に行ってきました。
iPadで全てをコントロールするシステム
今日下見をした会場は、音響・映像・照明をiPad1台でコントロールできるシステムで構築されていました。
PAの人を置かなくてもお客さんが自らコントロールできるようになっています。iPadさえ触ったことがあれば基本的な操作はできるように構築されていて、今どき感満載でした。
細かくコントロールしたい人はコンソールモード
照明を細かくいじりたいときやバンドを入れてミキサーを使う場合はコンソールモードという設定がありました。
「マニュアルモード」というニュアンスですかね。専門家が演出する場合はコンソールモードにすることで対応できるようになっていました。
置いてあるミキサーはYAMAHA TF1デジタルミキサーで必要十分な機能を持っています。
パッチベイも用意されていて、ダイレクトアウトや直接チャンネルに入力できるワイヤリングがされていました。プロの仕事ですね。
ただ、マニュアルモードにすると音響だけでなく照明・映像も全てマニュアル操作になってしまうということがわかりました。
そもそもZOOM配信を想定していないシステム
何ヶ月か前まではイベントをネット配信するなどと想定できなかったと思います。やはりシステムも「その場で完結」を念頭に置いた構築のされ方でした。
これはシステムを組んだ方の責任ではなく、新型コロナウィルスの影響でオンライン配信の需要が圧倒的に伸び、それを前提としていない時期に構築したイベント会場全てに言えることではないかと思います。
今後はオンライン配信に対応したシステムを組み直す会場が増えると思いますが、現時点ではそれほど多くないのではないかと感じました。
今日はもう1件オンライン配信のセッティングをしてきた
実は2件連チャンでオンライン配信のセッティングDayでした。やはり需要がありますね。
「会場の音声をそのままオンラインに流したい」
求めているものは単純なものですが、設備を整える必要があります。その際にオーディオインターフェイスが必須となるのですが、「何を買ったら良いかわからない」というケースが多いです。
そもそも「オーディオインターフェイスって何?」という方のほうが大半です。そんなものがこの世に存在するんだ!という感覚で、その必要性を伝えるのにちょっと苦労します。
新たに購入してもらわないとならないのでその重要性を説かないとなりません。現時点で1万円台のオーディオインターフェイスの在庫は壊滅的なので、かなりハードルが高くなっている状況です。
音響に詳しくてもZOOMに詳しくないとダメ
PAエンジニアの方を呼べば解決するものでもなく、ZOOMに詳しい人でも音響やオーディオインターフェイスの設定は分からないので、PAとZOOM両方の知識をバランスよく持っている人の需要はあるのではないかと思います。
誰かやりませんか?
何にせよ僕の本業ではないので長くは続けないと思いますが、困っている人もいるのでなんとか力になりたいとは思います。
誰かやりませんか?需要はありますよ(笑)
僕ができるうちは一生懸命やって、誰かに引き継げるようなノウハウを構築しておこうかなと思っています。
さて、クライアントさんがなんとか入手したオーディオインターフェイスの勉強でもしますかね。
それでは!
À bientôt.