パフォーマンスが発揮できない時に起こっていること 〜無意識に比較をしていませんか?

良くない意味で周囲に影響を受けている時や、目の前の状況に一喜一憂していたり、誰かと比べて劣等感を覚えて苦しんでいる時、本来持っているパフォーマンスが発揮できませんよね?そんな時に考えているのが何かとの「比較」です。

比較には意味がないのですが、その状態にいるときにはわからないものです。今日はその状態を自覚するために「比較のバリエーション」とその無意味さを書いてみたいと思います。

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上 vs下

「あの人より自分のほうが上だ!」「あの人と比べたら自分の実力は下かもしれない」という比較です。

比較というのは相対的なもので相手が変われば相対も変わります。自分は上だと思っていてもそれ以上の人が現れれば下になります。どこまで行っても本当の答えにはたどり着きません。

マウントを取ろうとするのも「上下」を意識しているからです。「あいつには負けたくない」とか「ギャフンと言わせてやる!」と死語を使っているときは「上下」という状態に支配されています。

本当は上も下も無いはずなのについついラベリングしがちです。実力を発揮するには「上下」という概念は必要なく、お互いを引き立て合ったり引き出しあえたときに持っている以上の実力が発揮できるのかもしれません。

優 vs 劣

優越感と劣等感に苛(さいな)まれている状態です。劣等感にとらわれている状態は辛いものです。しかし優越感も同じなのです。優と劣はセットになっていてその両方を行ったり来たりするものです。

今日は優越感を覚えても明日は劣等感を覚える経験は誰しもあると思います。上下と同じく相対的な価値観の中に本当の答えは存在しません。常に一喜一憂する状態が続くだけです。

一喜一憂している時は自分の実力も一喜一憂しています。発揮できる日と発揮できない日の差ができたり、相手によって自分の出し方が変わったりするのでクオリティが安定しません。

劣等感は育った過程で植え付けられることが多く、多くは親から認められなかったりダメ出しをされたことがきっかけとなり劣等感が強くなります。

それもそのはず、大人の基準からしたら「劣っている」のは当たり前で、当時の両親のダメ出しはある意味仕方ないのです。しかし、その時の劣等感は今もしっかりi(私の)OSとなってシステムを動かしています。それが劣等感が時々顔を出す仕組みです。

高 vs 低

身長や収入などに覚える錯覚です。そうです「相対は錯覚です。どこまで行っても本当の答えは存在しません

「あの人は自分よりも年収が高い」とラベリングすることで「上下」や「優劣」の相対にハマります。自分がラベリングしなければそのループに陥ることはないのですが、癖で「高低」をつけたがります。

そんな状況では物事をフラットに見ることが出来ないため自分の実力も発揮できません。これも一喜一憂のループから抜け出せない比較の1つだということがわかります。

大 vs 小

影響力は測れるものではないのに「あの人の影響力は大きい」などとつい思ってしまいがちです。

影響力は視聴率や販売数、フォローワー数などの数字で図ってしまいがちですが、それはあくまでも結果であって影響力とは直接関係ありません。宣伝効果やタイミングなどが関係してくるもので=影響力ではありません。

またフィジカルな事に対してもよく出てくる相対ですね。こればかりはどうすることも出来ないはずですが、ついつい気にしちゃいます。これも相対的なものなので答えはありません

他にもまだある比較の基準

  • 強 vs 弱(影響力など)
  • 善 vs 悪(主義の違い)
  • 正 vs 誤(意見の衝突)
  • 美 vs 醜(フィジカル的な事が多い)
  • 遠 vs 近(人との関係性)

他にもまだあると思いますが、書き出したらきりがないほど比較の基準は存在します。

比較をしている状態はフラットでなないですし、何かに影響を受け一喜一憂している状態です。そんなときに実力を発揮できるはずもありません。

「なんか調子悪いなぁ」とか「モヤモヤするぞ」とか「あいつは間違ってる!」となっているときは相対にとらわれている状態でどこまで行っても答えは出てきません。

まずは自覚することから

ではどうしたら良いのでしょう?まずは自覚をすることからです。

自分は今どんな相対にハマってしまっているのかを自覚することからはじめましょう。それに気づくだけで気持ちが軽くなったり、堂々巡りから抜け出せたり、どんなに考えても出なかった答えが出てくることと思います。

その結果落ちていたパフォーマンス再び発揮できるようになります。ということで、自分が何と何を比較をしているのかを探ってみたら良いと思います。

それでは!

À bientôt.

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